花婿目線で結婚式を総括してみた NO.4プロポーズをどうしていいかわからない全男に告ぐ
◼︎婚約ってなんだよ
まず、世の男に伝えたい。プロポーズをしたら「婚約期間」に入るんですよ。
で、何が変わるかというと——
何も変わらない。
ただ、「結婚を約束しました」というだけの状態。
結婚を約束すると書いて「婚約」。
契約書を交わすわけでもなく、法的な効力もない。ただの口約束なんですよ。
だからこそ、その裏ドリとして婚約指輪が必要なわけです、諸君。
◼︎現実的には
とはいえ、婚約指輪のサイズなんて知らないし、
そもそも自分の指輪すら買ったことないのに、人のなんて選べるわけがない。
これが男という生き物のリアル。
だから最近は、プロポーズ後に一緒に指輪を買いに行くパターンが主流らしい。
ここまでが、これまで語ってきた「指輪物語(ロード・オブ・ザ・リングと読んでね)」。
◼︎じゃあ、プロポーズ何すんねん
そう、指輪もない。契約書もない。
「じゃあプロポーズって何の意味があるの?」と思ったあなた、鋭い。
でも、意味はある。
それは——覚悟です。
あれはもう、施設の開業記念テープカットみたいなもん。
テープを切っちゃったら、もうオープンするしかない。
プロポーズしちゃったら、
親に挨拶、指輪購入、顔合わせ、会社への報告…
人生のイベントがヨーイドンで走り出す。
◼︎プロポーズの段取りをしよう
もちろん、家で「結婚しよう」って言うだけの人もいるし、それが大半だと思う。
ロマンはなくても、十分。
ただ、相手に**「嬉しい!」って思ってほしい人**は、ちゃんと準備しよう。
◼︎必要なもの
- 店の予約
居酒屋じゃない。きっとホテルのレストラン。
周囲との距離がちゃんとある店がベター。 - きっかけ
飯食ってて「ところで結婚しようよ」にはならん。
ケーキにメッセージプレート、シャンパンに指輪、とか何かしらの導入がいる。 - セリフ
これはなんでもいい。「結婚しよう」でも「結婚してください」でも。
ただ、これが飛ぶと成立しないので超重要。
◼︎なにが言いたいかというと
ここまで当たり前のことを、勿体ぶって書いてきましたが、
言いたいのはこれ:
人に伝えたいことがあるなら、誠意を持って、ちゃんと伝えよう。
特に「結婚」って話なら、改まって言うべきだよねと。
言わない・言えないのが一番ダメ。
「15年同棲してるけど、これは結婚なのだろうか…?」みたいな人たまにいるけど、
それってコミュニケーションが止まってるだけじゃん、と思う。
言えないのも問題だけど、聞かない側も問題。
お互いが「確認しないで済ませよう」としてるって、どうなのよって話です。
◼︎終わりに
ああ、なんか熱くなってしまった。
ただの儀式かもしれないけど、
一番相手のことを考えるイベントだと思ってます。
そのとき、
家でサクッと言うほうが楽な人もいれば、
シャンパンに指輪が入ってるような浮かれた演出のほうが後押しになる人もいる。
それは人それぞれ。
ちなみに私は後者でした。
プロポーズのために高級ホテルを予約して、
スタッフの人に電話で相談して、
「誕生日おめでとう。そして…」とプレートに書いてもらい、
ベルトコンベア式にお膳立てされたプロポーズをしましたとさ。
意外と、ホテルに電話するとスタッフが演出の提案までしてくれるので、
詳しい人に相談するのが一番早いし、失敗がない。
……散々あれこれ言っておいて、最後に「詳しい人に聞け」と投げるというこのブログ。うん、最悪。でも、正しい。
健闘を祈ります。